幼なじみがイケメンをこじらせたんですが。
「さつきは、本当に可愛いね。
 大好き、だよ?」


「……へ? ええええっ!?」


 ダイスキダヨ。


 信じられない言葉に、わたし恐る恐る聞いてみる。


「もっ……もしかして……
 いっ……今のって『告白』って言うヤツ……ですか?」


 く……空琉ってば、冗談似合わないよ~~


 あはははって。


 無理に笑ったわたしの震える声に、にこにこ軽く笑っていた空琉の顔が、すぃ……と真面目になった。


 そして、少女マンガに出て来るような『壁ドン』みたいな恰好で、わたしに何気にキレイな顔を近づけて、ささやく。


「そ。青葉さつき さん。
 実は、ずっと前から好きだったんだ。
 今日から、オレの彼女になってよ?」


 えっぇええぇぇええぇえ!


 うそうそうそ!


 信じられない!


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