うさぎと恋
story.3
「…ぁ…よ」
声が聞こえて、目を開くと
「…え?」
目の前にいるのは、小さな女の子2人
この子達は、
「私と…絵美ちゃん…?」
頭が痛い
ここにいてはダメだと感じるのに、動けずにいた
2人は、積み木をしている
と、
「絵美ちゃーん!!お外であそぼー!!」
他の子達に呼ばれて、絵美ちゃんは行ってしまった
その後聞こえて来たその子達の会話に、私は呆然とした
「あの子は呼ばなくていいの?」
「いーの!だってあの子といても、つまんないもん!」
その声は、小さな私にも聞こえていたようで俯き、震えていた
その時、視界がぐにゃりと曲がった