闇の向こう側で~あなたの進む道~
美海side
遅いわね……。
何かあったのかしら?
将雅「美海さん、どうかしました?」
「…っ。大丈夫よ、ありがとう」
瑠樹「さて、みんな!
自分の身を守ることと同時に美海さんも守らなくちゃいけねぇ。
分かってるな!」
みんなはもちろんっ!というように大きく頷いた。
幸せものね、私は。
こんなに思ってもらえるんだもの。
瑠樹が話してるのに何にも聞こえない。
ただ、幸せを噛み締めてた。
将雅「みなさん!」
将雅の視線の先には険しい顔をした幹部のみんながいた。
龍「待たせたな、話の続きをする。
篠崎悠の再婚相手は組のやつだ。
まだ特定出来てないが検討がついたらみんなに知らせる。
一人での行動は絶対にするな。
自分の身を第一に考えろ。
いいな」
『はいっ!!』