闇の向こう側で~あなたの進む道~
将雅の次は瑠樹だった。
瑠樹「美海さん、お願いしてもいいですか?」
「えぇ、こっち来て」
1階の広場のように広い所で幹部とみんなが特訓し、
広場の端にある十畳くらいの広さの部屋でみんなの怪我をみる。
最初の頃は、私が処置すると言ったら恥ずかしがって
服を脱いでくれなかったけど、今では、
そんなことも気にならないくらい疲れきってるようでなんの抵抗も示さない。
瑠樹に上の服を脱いでもらって背中を見る。
「ねぇ、この痣、紫音?」
瑠樹「はい、紫音さんの蹴りです」
見事に痣になってる。
あの可愛い紫音のどこにこんな力があるのだろうかと不思議になる。
「やっぱり、幹部のみんなは強いのかしら」
瑠樹「強いですよ、歴代最強のチームって言われてる代ですから」
「え、そうなの?」