闇の向こう側で~あなたの進む道~



さっき、いきなり入ってきた男はニヤニヤと私を舐めるように見る。



その間に私は慧を見た。



慧は悔しそうに、泣きそうにしていた。



「慧、あとはよろしくね」


「……美海さん、俺……」


「私が選んだの。

あなたが気負わなくていいのよ。

慧、みんなに伝えて。




光龍を、みんなを信じてるって」

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