海賊王女と無敵な人魚の王子さま
わたしは、仲間たちに叫ぶ。
「みんな! いくよっ!!」
「「「おおお!」」」
声に仲間たち(みんな)がもう一度応えて、あっという間に船上は、敵味方が入り乱れる戦場になった。
ヒュッ、ヒュッ、ヒュッ!
紅の仲間たちは、それぞれ左手に仕込んだ細いワイヤーを敵船の帆柱に飛ばして引っかけると、次々に海賊船に飛び移る。
まるで、鳥のように空を舞い、着地した敵船上の甲板で、いっぺんに何十人もの海の男たちが戦闘を始めたんだ!
カンッ! キンッ! カンッ! コンッ!
高く低く鳴る音は、剣や槍の刃と刃が触れ合う音。
敵の数は、三倍。
だけど、わたし、全然心配してなかった。
だって!
ウチの船は、少数精鋭!
普通の海賊達は、普段漁師をやってるかもしれないけど。
紅の自由号の乗組員は、少し前まで、南の国フロンティエ-ル国の正規海軍だったんだから!
「みんな! いくよっ!!」
「「「おおお!」」」
声に仲間たち(みんな)がもう一度応えて、あっという間に船上は、敵味方が入り乱れる戦場になった。
ヒュッ、ヒュッ、ヒュッ!
紅の仲間たちは、それぞれ左手に仕込んだ細いワイヤーを敵船の帆柱に飛ばして引っかけると、次々に海賊船に飛び移る。
まるで、鳥のように空を舞い、着地した敵船上の甲板で、いっぺんに何十人もの海の男たちが戦闘を始めたんだ!
カンッ! キンッ! カンッ! コンッ!
高く低く鳴る音は、剣や槍の刃と刃が触れ合う音。
敵の数は、三倍。
だけど、わたし、全然心配してなかった。
だって!
ウチの船は、少数精鋭!
普通の海賊達は、普段漁師をやってるかもしれないけど。
紅の自由号の乗組員は、少し前まで、南の国フロンティエ-ル国の正規海軍だったんだから!