あたしと彼は添い寝ふれんど。
扉越しに聞こえた、彼女のすすり泣く声。


お風呂あがりはなんともない顔で出てきたから、俺も知らないふりをした。



てか……やばい。かしたスエットぶかぶかじゃん……。
なにあの小さな生き物。可愛いすぎでしょ。

あー……今晩理性保てるかな……。






「黒田くん……もう寝よう」


俺の事をママと間違え、寝ている間ずっとうなされて汗だくで、

ただの怖い夢?そんなに早く忘れる?


じゃあなんで君はそんな体を震わせてるの?





そして、1日の終わりに彼女が話してくれた彼女の友達のお話。


それはとても酷い話で一言で済ますなら可哀想なんだろうけど、
その言葉は使ったらいけない気がして、
あえて使わなかった。


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