あたしと彼は添い寝ふれんど。


はぁ………


小さくため息をついてあたしは重い足取りを教室へ向けた。




ガラガラガラ……


「「……………」」



あたしが教室に入った途端、さっきまでうるさかった教室が静まり返る。



「あはは~なんかこの教室にビッチちゃんがきたんだけど~」


クラスのリーダー格的な女が大きい声をあげた。

それに合わせるように皆が口をそろえる。



「てかビッチちゃん来たら不安で不安でしょーがなくな~い?」

「たしかにー!彼氏、捕られちゃうもんね」


あなたの彼氏なんて、とるわけないじゃん。


「てかビッチちゃんなんで学校きてんの?」

「うんうん、ビッチちゃんが勉強するのはここじゃできないんじゃないのー?」

「保健室でできんじゃん」



ゲラゲラと下品に笑うクラスの子達。
< 4 / 103 >

この作品をシェア

pagetop