あたしと彼は添い寝ふれんど。

てか琉星……莉緒ちゃんって言ったよな?
この教室まさか、椿さんと藤咲さんの教室?


少しして藤咲さんが琉星の前に来た。


「うお~莉緒ちゃんすっげ~美人」


はぁ……このチャラ男に任せたのが間違いだったな。


「用事ってなにかな?あたし今忙しいんだけど」

「あ~そうだったね。ここじゃあれだし他移ろうよ」


琉星の一言で屋上へと移動した俺たち。

ついてすぐに琉星が本題へと移った。


「結依ちゃんの事で聞きたいことがあるんだ~」

「結依?あ~結依の相手になりたいの?」

「相手にもなりたいけど今日はそうじゃなくて結依ちゃんってなんで休んでるの?」


琉星がそう言った瞬間、かすかに藤咲さんの顔つきが変わった。


「…どうしてそんなことが知りたいの?」

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