あたしと彼は添い寝ふれんど。

价は何も悪くないのに。
それにおばさんが悪いわけでもない。

悪いのは全部あたしなのに、
あたしのせいで价に責任を背負ってほしくないのに。


「价が謝ると気持ち悪~い」

「はぁ?気持ち悪くねーよ」


だから、謝らないでよ。
お願いだから。



「てか俺飯食うけど結依は食わねー?」

「うん。あたしはいらない」

「じゃあ俺食ってくるからちょっとだけ待っててな」


价はそう言ってリビングへ行ってしまった。

1人ぼっちになった部屋であたしはベッドに横になった。



そういえば黒田くんはあたしが食べないと食べなかったな……。


あのあとちゃんと食べたかな?
食べてたらいいな。

あたしのせいでお腹すいてるのに食べないのは嫌だよ。


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