あたしと彼は添い寝ふれんど。
そんなことを思いながら気づいたら眠りについていた。
『ねぇ結依ちゃん……身体売ってるって本当?』
心配そうにあたしを見つめる莉緒のお母さんと价のお母さん。
『……それは結依ちゃんの意思なの?それとも……』
『あたしの意思です』
まっすぐそういうとおばさん達は顔を歪めた。
『そう。あのね結依ちゃん、おばさん達結依ちゃんの事は本当の娘にように思ってるの』
『……』
『でもね、莉緒に影響がでるのだけは避けたいの。ごめんね、結依ちゃん……』
『おばさんも、价が結依ちゃんの影響で違う道にそれるなは嫌なのよ……
本当にごめんなさい』
おばさん……それが普通の考えだよ。
『大丈夫ですよ!莉緒と价には絶対迷惑かけませんから』
そのとき、笑うことに必死だったのを覚えてる。
この日からだ。
あたしが价と会うことを許されなくなったのは。