あたしと彼は添い寝ふれんど。

「…ご、ごめん……気にしないで…」

「……」

「…あは、ほんと……おかしなことばっかりだよ…」


黒田くんはこんなあたしをどうゆう目で見てるんだろう。
明らかにおかしな子だよね、あたし。



「…椿さん」

「……」

「…やっと見れた。椿さんが食べてるところ」


え?黒田くん、今なんて


「それに、隠れて泣くより誰かの前で泣いた方が楽だと思うよ」


もしかして黒田くん、あたしがお風呂場で泣いてたの知ってた?

知ってて、今日まで黙ってたの?



「…ねぇ椿さん、この間話したあのお話の続き聞かせてよ」

「……どうして?」

「…知りたいから」


黒田くんはなにを知りたいんだろう。
だけど、あのお話の続き……

黒田くんになら話してもいいかなって素直に思ったんだ。

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