あたしと彼は添い寝ふれんど。
「お話はこれでおしまい。これがお話の結末だよ」
「……」
あの2年間がこんなにも簡単に話終わる。
黒田くんはどう受け止めたんだろう。
「……」
黒田くんの返事を待ってるのにいっこうに話す気配はない。
ただ一点をじっと見ている。
黒田くんが何も言わないからあたし自身言葉が見つからなくて机の上に山盛りにあるお菓子を手にして口に入れた。
「………ねぇ」
突然黒田くんが口を開いた。
「なに?」
あたしは素直に黒田くんがこれから何を話すのか気になった。
「……もしかしたら俺はその女の子を知ってるかもしれない」