Obscurité de fille -暗闇の少女-



瑞樹「あ、んで、話しってなんなんだ?」


『あぁそうそう私ね、明日から桜雅高校に通うことになったから。
しかも、総長ってことを隠さなきゃいけねないみたいでさ
男装して行くことになったから。
ってことで、私。


明日から倉庫来れないや。』



4人「…………。(固)」



あ、また静止した…。
ま、しょうがないかなー。
不良高行く+総長隠すから来れないとか…。

ま、これは待っててあげるかなー。




数分後…。


なんでこいつら、まだ静止してんだよ…。
あー、まじうぜっ…。


あ、面白いこと思いついたっ♪
ん?面白いこと?それはね、殺気を徐々に出して行って、どこで戻るかっていう
実験っ♪
面白そうでしょ?


ってことで、

よっし…。まず、10%…

反応なし。



んじゃ、20%…

反応なし。



んじゃ、30%…

「ピクッ…。」
お、反応した。意外と早い段階で戻るのかな、これ。


一気に出してやろ
50%…

4人「ちょっ、何やってんだよっ‼︎」

『ちっ、なんだやっぱ50%ぐらいが限界なんだ…。つまんないっ。』



慧「いやっ、つまんないって言われても!」

燈「てか、そんなんどうでもよくてっ」

慧「えっ⁉︎どうでもいのっ⁉︎」


…慧と燈の2人、面白っ。慧、ドンマイやわっ。笑


瑞樹「まじで、倉庫来ねーのか?」

『うん、来ない。だって中途半端に来たりしてたらバレるからね?』

瑞樹「それもそうだなっ」

慎「(泣)…秋っ…もぅ、来ないのっ?…」

『卒業まで多分な…。ごめんな慎っ』

慎は泣きながら私に抱きついてきた。
私は慎をあやすように頭を撫でながら、周りを見渡した。



不安そうで寂しそうな、燈。

これからどうしたらいいんだ…と思っているだろう、瑞樹。

さっき、燈にどうでもいいと言われてショックを受けてる、慧。






…えっ⁉︎ちょ、慧っ!笑
ま、…あいつだからしょうがないな。


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