Obscurité de fille -暗闇の少女-

『優輝と大樹、早くしないと時間がなくなるよ。急ごっ。』

優輝「そうですね。それでは行きましょう。失礼しました。」

『バイバイ悠ちゃん。また来るね。』

悠「あぁ、いつでもおいで。」

俺らは理事長室を出て優輝について歩き出した。

優輝は、藍鬼9代目副総長だった。
悠ちゃんと同じですっごく優しくて、みんなに好かれていた。

てか、時間ないから急ぐとかいって、急がないのかよ⁉︎って?
そんなの大丈夫。だってここ、不良高だぜ?
時間なんて関係ないよっ…多分。

優輝「秋さんと大樹さんはこの高校について悠さんからなにが聞きました?」

大樹「いや、何も聞いてないです。」

優輝「そうですか、なら一通り教えますね。」

『あぁ。』

そう言って、優輝はこの桜雅高校について教えてくれた。


優輝によると、
1学年クラスがA~C、それとFがある。
Aには、運動神経抜群の奴20人
Bには、頭脳明晰の奴20人
Cには、容姿端麗の奴20人
Fには、3つ全て揃った奴、組、財閥、族の幹部以上が20人
というように分かれているらしい。

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