Obscurité de fille -暗闇の少女-

『それより、なんで優輝さんは2人をさん付けなんですか?』

確かに殺気が半分も出してないってのにはビックリだが。
それより、俺はこっちの方が気になった。
だって優輝さんはあの藍鬼の元副総長なんだぞ?そんな人が…。

大樹「ありえないだろうけど、本当にだから、半分っての。


あと、蓮兄の事調べても出てこないぜ?
俺がやってるからな。
優輝さんとは知り合いだから…だな。
今はこれぐらいしか言えない。」

知り合い…か、ま、いっか。
いつか蓮本人から聞くか…。

大樹「優輝さんすいません。俺、蓮兄のとこ行きます。
…どうする、お前らも行くか?」

『行くに決まってんだろ?』

そう言うと、大樹は軽く笑い教室を後にした。

当たり前だ、蓮って奴に興味があるからな。
だって弟が族に入ってんのに、兄が入ってないなんておかしいからな。


それと、蓮については知りたいことがいっぱいだからな。
あいつは……だからな。

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