Obscurité de fille -暗闇の少女-
母「そうだったっ!!
秋と大樹に重大発表があったんだったわっ!」
父「あぁ、そういえばそうだったな。
秋と大樹には明日から…
飛香と同じ、桜雅高校に通ってもらう。」
母「大樹はちゃんと準備しておきなさいっ!」
…はぁ?桜雅って、不良高じゃんっ!!
いや、不良高が嫌とかじゃないけど!?
ただ、明日からとかいきなりすぎだろ!!
しかも、準備とかありえねー!!
てか、もっと早く言えっつーのっ!!
私は特大のため息をつきながら心の中で思った…。
目の前に座っている大樹に目を向けると、
何故か嬉しそうだった。
『なんで嬉しそうなんだよ!?
明日から学校だそっ、学校!!』
大樹「え…。だって知り合いいるし、喧嘩し放題じゃん?
不良高だからねっ!」
飛香「当たり前っ♪
でも、校内では禁止だよっ!」
飛姉の話しを聞いた大樹は小さく…
いや、とても大きなガッツポーズをしたのだった。
大樹と同意見を求めた私が馬鹿だったようだね…。
こいつは喧嘩馬鹿だった…。
『はぁ…面倒だな、学校。』