さよなら、【完】







顔が近づき、唇が触れる。



気持ちが溢れているみたいに、熱かった。









「…んっ」





いつもより長いキスに戸惑う私。


そんな私に気づいた優は唇を離した。




喘ぐように空気を吸う。




そんな私を愛しげに見る優はどことなく悲しそうだった。






「……優?」


「…幸、泣いてる」




「えっ」





< 3 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop