さよなら、【完】





慌てて手を頬に寄せるとそこは濡れていた。







「あれ……っ何で」



「ごめんね、幸」





ぎゅうと抱き締められる。







「違うの…!!」



「ん?」





あやすように相づちを打つ優。







…何で私は泣いているんだろう。


優がいて、幸せなはずなのに。



< 4 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop