手をさしのべてくれたなら
プロローグ
あの頃の私は、人を避け、音を避け、
現実を避けてきた。
人の口から出る言葉を行動を信じないと、誰も裏切るのだと......
自分だけを信じると......
でも、今思えばあの頃の私は、幸せじゃなかったんじゃなかった。
周りの小さい幸せに気づこうとしてなかったんだ。
それに気づいていたらあの頃の私も笑顔で溢れた毎日を送れたかな......