完璧女子の片想い日記。
タイトル未編集
4/7 朝
私は、泉 香織。ちなみに15歳よ。
品行方正、容姿端麗、もちろん勉強もできるのよ。
自分で言っちゃうけど、何でも出来る完璧な女子だと思うわ。
え?スポーツ?そんなのどうでもいいわよ(汗)
と、とりあえず、そんな完璧な私だけど、恋だけはしたことないのよね~
今日は、私立聖蘭学園の入学式!聖蘭学園は、いわゆる「お金持ち学校」で、もちろん私も有名企業の社長令嬢で…
「香織~!一緒に入学式行きましょ~!」
「佐織!今日記書いてるの!外からギャーギャー叫ばないでちょうだい!」
「ギャーギャーとは何よ!」
彼女は、南 佐織。多分、私と彼女は腐れ縁ってやつで繋がれてるんだと思うわ。
ドンドンドン。バーン!
「何よ!あんた、日記なんて書いてるの?似合わな~い。」
「いいじゃないの!」
「はいはい。じゃあ入学式行くわよ~。」
「わかったわよ!」
こんなのもいるけど、聖蘭学園で素敵な人に出会えたらいいわね…
今から楽しみだわ。
4/7 夜
誰々誰!あれは誰なの!
「伊織!急いで、東野 冷という人について調べて!」
「いいのですか、お嬢様?それは、プライバシーに関わる問題かと。」
「幼馴染みだからって言い返すな!言う通りにしなさい!」
「承知しました。お嬢様」
伊織が笑いながら言う。
「ちょっと!何笑ってんのよ!」
そう。伊織と私は幼馴染みなの。ちなみに伊織は、私の執事よ。
ああ。話を戻すわね。
新入生挨拶で、スピーチをしていた彼!彼を見た瞬間に顔が熱くなったわ…
これが一目惚れかしら…
決めた!私、彼に告白するわ!

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