野良犬…
第二章 荒れ
小学生5年生になった信一は亜室達が逆らえないくらい喧嘩が強くなった
気に入らない事があると口より先に手が出てしまうなんでも暴力で解決する様になり
タバコも酒もバイクも覚えた

日に日に荒れていく信一についていけなくなったのか亜室達は影で文句を言うようになった
その情報を聞いた信一は学校で顔を合わせる度に亜室達を殴った
それに耐えきれなくなった亜室達は
信一に手紙を渡した


桜音信一君へ

僕たちは日々の暴力に耐えきれません
ぜっこうしてください
もし今後僕たちに暴力を振るったら
親、先生、警察にいいます

村末亜室


これをみて信一は思った俺があいつらにしていた事は俺が小学校三年生の頃されていた事と同じ事だったんだと

そして信一は亜室になるべくかかわらないようにした
それを見ていた担任の先生 秋村幸子
秋村先生は荒れていた信一をいつもしかり気持ちをきき面と向かって真剣に話してくれて信一が物凄く信頼している先生だった

「信一〜最近どうした元気ないし亜室達と遊んでないじゃん喧嘩でもしたの」
「はぁー?絶交したんだし」
「絶交?なんで?」
信一は秋村に全てを話した
そして秋村は信一を見捨てずに関わってきた

そして小学生6年の卒業式になった

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