桜日記〔完〕
……………
…………
……

「…んっ。」

「あら?桜子ちゃん、起きちゃった?」

「あ、いえ。」

「すごく疲れてようだったけど。何があったか話せる?」

思い出すのは、愛のことと、きぃのこと…。


あたしはきっと、不用品なんだよ!


誰も、違うだなんて言わないし、看護師さんたちは仕事だもんね…。

「言えない?なら、ハイこれあげる♪」

「ノート?」

貰ったのは、綺麗な桜色のノート。あたしには、眩しすぎる色。あたしにこれを、どうしろと…?

「それに、日記書いてみたらどうかしら?って思ったの。その色、桜子ちゃん見たいだったから。買っちゃった!」

内緒ね?っと言う。

日記…?

毎日毎日、書いていくやつだよね?

あたし、飽きっぽいんだよね…。


どうしようかな。



「日記なら、本音かけるんじゃない?」

笑顔でそう言われたら…

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