真心


「友佳里こそ
悠太くんどうなの?」
美幸が突っ込んでくる。



「ん〜。
まだ分からない。
私、どうしたら
いいのかな。」



さっきは
なんだか少し
嬉しかった。
でも、まだ
どうしたらいいか
正直迷っている。




「ねぇ、友佳里?
もしかして
まだ忘れられないの?
もう忘れた方がいいよ。
前に進んで?
友佳里の為だから。」


美幸の言葉に
改めて実感した。
私は早く忘れて
前に
進まなきゃいけない。
もう、あんな過去
忘れて。
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