真心


「友佳里、友佳里。
起きてよ。」


目を覚ますと
美幸が心配そうな顔で
私を見ていた。


「友佳里、大丈夫?」


「うん。
たぶん…
美幸ありがとね。」


「目覚ましたか?」

男の人の声がする。


「あっ。
友佳里、この人が
友佳里を
助けてくれたんだよ。」


そうなの?
私は驚いたが
すぐにお礼を言った。
< 19 / 43 >

この作品をシェア

pagetop