ジュリエットじゃ終わんない
けど…
最初の風紀委員会のクジ引きで、ちょっと後悔。
「おはよーございまーす…」
さっそくの挨拶当番、めんど!
朝早くて眠いし、ダルいし…
"え、風紀委員!?"って顔で見てくるし。
あ〜!早く終わんないか……、なあっ!?
目に飛び込んできた…
「っっ…
あーーッ!!!」
運命を感じる再会。
思わず声をあげて指差したら、
その相手だけじゃなく、周りみんなの注目も浴びる。
あ、恥ず…
てか!
同高だったんだーっ!!
視線の先には…
いきなり絡まれて、戸惑うキミ。
あの日から気になってた空手男子。
「お、おはよー…!
あの…
覚えてるかな?あたし、さ…」
軽くテンパって、とにかくなんか話さなきゃ!な、あたしに…
「…
…最低」
ボソッと降ってきた言葉が、突き刺さる。
それに固まるあたしの横を…
キミがスッと、通り過ぎる。