ジュリエットじゃ終わんない
そんなん…


わかってるよ…




カスいとか、クダラナイとか…

見下してたのも事実だ。




けどさ…


自分の傷のハケぐちに、誰かをヘーキで
傷つけんのは…


ついてけなかったんだよ…!




「つか慎司ィ、
深紅のドコが好きだったァ?顔ォ?」


「あァ?最初だけな…
途中から、からかってただけだし。

アイツ、男知らねークセにチョーシこいてんだろ?」




なんとなく…


気づいてた…



だからいつも、テキトーに流してた。




だけど、そんなふーに思われてたのは…

けっこーショックで…




てか…





そこまでされる筋合いねーんだよ!!


その場を逃げだすよーに、重い足取りにムチ打って走り去った。












どこにも居場所なんかない。


誰からも必要とされない。





きっと、ホントに孤独なのは…

誰も側に居ないコトじゃなくて…



たくさん側に居るのに、誰とも分かり合えないコトなんだ…!
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