ジュリエットじゃ終わんない

そして月曜日…

とてつもない緊張感で登校。




ドサクサに抱きついたコトとか、
化粧が泣き崩れまくった顔を晒してたコトとか、


今さら恥ず過ぎて…



柊也と顔合わせづらっ!




ま、偶然会うコトとかほとんどナイし…

や、それはそれで寂しーな。



と、昇降口に入る。



「…はよ」


かけられた声に…



耳を疑って、テンパって、固まって…

3テンポぐらい遅れて顔を向けた!



「…お、おはよっ。
かっ、風邪ひーてないっ!?」


「え?…ん。

つか、……大丈夫?」



テンパってたから一瞬、アタマ大丈夫?
ってイミに捉えてしまったけど…


柊也の目はすごく心配そーで。



だんだん…




込み上げて来た。





ーじゃ…月曜な…ー

心配して待っててくれたんだ。




すごく嬉しくて…

潤んできた瞳で、頷きを返した。




「…おはよっ!
ねぇ、どーしたの!?」


その声にハッとして振り向くと…

めちゃくちゃ不安そーな顔の穂花。
< 132 / 297 >

この作品をシェア

pagetop