ジュリエットじゃ終わんない
柊也の登校時間なら、早くて鉢合わせるコトもなかったけど…

今は、あたしを含むイチバン多い登校時間帯。


心の準備がまだな状況に、またまたテンパる!



「あっ、えと…、後で話すよ!
じゃなくておはよっ!

あぁ〜と、教室行く?」

なんかもーぐだぐた…



フツーに挨拶を交わして去ってく柊也を、穂花と一緒に見送りながら…


決心を固める。




それはカミングアウトの決心。


穂花達に、隠してた柊也への気持ちを打ち明けるコトにしたんだ。



それもあってのW緊張感だったワケで…

その心の準備中に鉢合わせ。



"後で話すよ!"

まぁ逆にタイミングつかめてよかったかも…




「…あ、昼休みに話すね?」


教室に向かいながら、そうアポ取ると…

穂花は複雑な笑みで頷いてた。


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