ジュリエットじゃ終わんない
告白


ダイエットになるし…

空腹なんか、そのうち慣れると思ってた。



だけどまだまだ成長期。

慣れるどころか耐えらんなくなって…


バァちゃんにまたお弁当を頼んで、
ホールのベンチでひっそりとぼっちゴハン。


そんで昼休みで人が増える前に退散。





そして今日もそのハズが…



「一緒いい?」




から揚げを食べよーとして、口をあんぐりなまま、固まった。



チラと、目の前に視線だけ向けると…

その声のとーり、柊也で。




ぼっちが恥ずくて!


でもその誘いが嬉しくて!




だけど戸惑う…


穂花に申し訳ない気がして。



だからって、この気持ちは譲れない!




とりあ口を閉じて頷くと、柊也は隣に座って…
豊田も一緒みたいで、後ろの背中合わせのベンチで…


返事も聞かずに、もー食べてるしっ!


呆れたよーな目を向けると…



「んー?

あ、昨日さー、遅くパン買いに来たら深紅ちゃん見かけてさー。

で、野上の提案でー」


聞いてもないけど、この状況の嬉しいウラ話!
< 141 / 297 >

この作品をシェア

pagetop