ジュリエットじゃ終わんない
「わかんない!話があるって…
ヤバイ、どーしよ〜〜ッ!!

てか豊田っ、とりあ行ってくるっ!」


「おー、頑張れよー」


なんであたしが頑張れなのかだけど…
豊田の声援を受けて、目的地にダッシュ!


は、乱れるから…
途中から歩って、身なりを整理。




到着した校舎裏の職員駐車場は、ひと気なくて…


シャイな柊也らしいチョイスだなって、
思わずニヤケる。

じゃなくて!どこ居るんだろ?


キョロキョロしながら奥へと進む。




ワゴン車の前を通り過ぎた所で…



現れたのは、柊也。

の、クラスの悪口女子らだった…




あれ…

まさかの、嵌められた?



小バカに笑うそいつらに…

感情が一気にクールダウン。



とりあシカトで、帰ろーとすると…


思ったとーり、道を塞がれた。












「あれ…

野上ー!
深紅ちゃんはー!?」


部室の窓から、目の前のチャリ置場に向かって、豊田が声を張り上げる。


不可解な顔を向けた柊也に…


「呼び出したんだろー!?」

と、深紅が走り去った方向を指差した。


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