ジュリエットじゃ終わんない

なんか用?ってあたしの冷めた視線に…


攻撃開始。



「ぼっち女が!
同情引いて、プライドないワケ?」


「テストの度に教えて貰ってさァ?
柊也に悪いと思わないのォ!?」



あーね。

柊也と近づくメインタイムの昼休み…
あたしが独占しちゃったもんね?



「柊也くん、可哀想〜!
バカな幼なじみ持つと苦労するよね〜」


「つぅか、ちょっと可愛いからって調子乗ってんな!ブーース!!」



どーせ失敗作だし。

てか、最後のヤツ!
絶対あたしよりバカじゃん!どっちだよ…




全部で4人。

さ、どーするか…



「あ、ハナシ終わり?
もーいーかな?」


何言ってもムダだし…
をアピって、淡々と答えてみる。


実際。

こいつらなんか、どーでもいい。




クスッと、ひとりが笑った。



「コイツさァ?
柊也と話す気満々だったよねェ?」



軽くカチンきた。

けどあの手紙、柊也の言葉とか文字に似てたし。


なんか…


「ウケるんだけどっ。
手の混みよーが きめーから!」

って、失笑を返した。
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