ジュリエットじゃ終わんない
「お前がキモいんだよっ!」


突然ブチ切れ?

突き飛ばすよーに、肩ドン。


きっと、こいつが書いたんだな…



で、それに煽られたバカ女。

「てめー、泣かすぞ?オイ!」


あたしの髪を掴んで脅すけど…

ぜんぜん迫力ないし。



「てか、痛い。
傷害罪で訴えるよ?」


あ、火に油かも…



案の定、ヒートアップで…
ギャアギャア喚き出す4人。



あ〜も…
めんでーな…


そんなあたしを突き刺す言葉。



「一昨日ホールの入り口で、アンタの友達泣いてたよォ?
アンタの所為じゃないのォ?」



ザァァー、と…

焦燥感に襲われた。




柊也と…

ランチでハシャいでたトコとか、
近づいてテス勉してたトコとか、


そーゆーの、見てたのかな…



穂花、泣いて…たの?






だからって、あたしはなんも出来なくて…

なのに胸だけは、いっちょ前に痛くって…


ただ俯いた。
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