ジュリエットじゃ終わんない

ふと…

人の出入りで我に返った。



気がつけば放心してて…

ランチタイムに突入してた。




今さら ぼっちも気になんなくて、
フツーにお弁当を開くと…


食べ始めてすぐ、

隣に座る影。



ソレに視線を流して…

スッと戻す。




「おーい、シカトー?」


無反応で食べ続けるあたしのイヤホンを、
片っぽ取って豊田が絡む。



「…

あのさ、ひとりにしてくんない?」


そうイヤホンを取り返そーとすると、
フイッとかわされる。



めんど。


スルーしてまた食べ始める。



「そー言うなってー。
2人してそんなさー…

俺なんかしたー?」


って、豊田は明るく笑うけど…

状況的に、柊也となんかあったんだって、わかってるハズ。



てか、2人してって…
柊也もそー言ったんだ?


ココに来ないとは思ってたけど…

どーゆーつもり?



あたしのぼっちを防いでんだとしたら…

そーゆーのが残酷なんだよ。
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