ジュリエットじゃ終わんない
あたしは、なにを見て来たんだろ…!



辛さに縛られて、
その世界に引きこもって…


いつのまにか、視野が狭くなってたよ。



穂花や香織の心配にも、そーだったし…

そして…



柊也にも。





ずっとショックで、考えらんなかったし…

考えたくなかったけど…



想いが届かないからって…
嫌われてるからって…


だから何?



それでも柊也は助けてくれたし、

残酷だとしても優しかった。




好きとか、アンタの為とかいーながら、
傷つけるヤツより…

嫌いでも、なんも言わなくても、
助けてくれる人のが、


信用出来るし、ずっといい。




あたしは、そんなキミが大好きで…


きっと、どんなキミも好きなんだ。







ねぇ、柊也…


あたしのどこが嫌いなの?




あたしは…


それを見つけて頑張るよ。







好きになってもらえるように。


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