ジュリエットじゃ終わんない
「ちょっと!いつまでそーしてるつもり!?
もう初七日も終わったんだから、いい加減 学校行きなさいよ!」
バァちゃんの心配と、
ジィちゃんの遺品整理で…
一時的に、こっちに住んでるあのヒトとお父さん。
今日まで会社を休んでるあのヒトが、ずっと部屋に引きこもってるあたしにシビレを切らした。
そして無反応なあたしに…
こんな時でも追い討ちをかける。
「なに無意味な事してんの?
そーやってても、死んだ人は生き返らないわよ!?
まったく…
じーちゃんも浮かばれないわね!」
そんなコト…
解ってるよ。
だけど気持ちがついてかない…
でもあんたには解んないよね?
あたしの気持ちなんか、いつだって…
てか、ジィちゃんも浮かばれない?
当然だよ…
あたしのせーなんだから。
ごめんね、ジィちゃん…
見守ってくれてたのに…
心配してくれてたのに…
ージィちゃんはいつでも、深紅の味方だー
あたしの、唯一の家族で居てくれたのに!