ジュリエットじゃ終わんない
「明日ヒマならさ…、空手来る?」



ー俺、支えるからー

その宣言どーり…
今までと違って、積極的に絡んでくる柊也。



「えと、見学ってコトだよね?」


「え?

あー、うん…」

って口もとにグーの手を当てて、笑いをこらえてるよーなキミ。


なんの想像されたんだろ…



「あ〜っと、日曜に行ってもいっかな?

明日さ、体育祭のダンスとかの補習があって…」


タイミングわるっ!
なんで土曜に補習すんの!?


けど、もーすぐ体育祭だし…

休んでたあたしは、出とかないとヤバい。



「あ、深紅ちゃん、
俺らリレー出るよー!」


「マジっ!?
ま、豊田は陸上部だからとしても…

柊也早いの!?」



「は?、ナメんなし!」

って、久しぶりな…


キミの無邪気な笑顔が飛び込んできた。





胸がギュウ…

って、大好きを叫ぶ!






あぁ〜!
体育祭、自分の競技どころじゃないかも…
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