ジュリエットじゃ終わんない
とりあ空手は、日曜に行く約束して…


「あ、ケー番い?」

「……、えっ!?」



耳を疑った…
柊也から突然のケー番交換リクエスト!


どーやら、建て直してた道場の完成で、8月からそっちに戻ったらしく…

要は、場所がわかんない時用に。



だとしても、やっとの番号ゲットん!



誘ってくれたコトも合わせて、
嬉しさめっさ盛り!で…




その日を迎えた。






前回と違って、今日はやたら気遣ってくれる柊也。


休憩のたびに隣に座って、ひと言、ふた言…



「ごめん、退屈?」

「え、んーんっ!むしろヤバい!!」


何が…?


イミフな返事に、うまく絡めず…
とりあドリンク飲んで、ゴマかすキミ。



抱きつきたいと思ってた、チラリズムな胸元が目に映って…


もう2回も抱きついたし!
って、つい食い入るよーにめちゃガン見。



「…変態?」

柊也の冷めた視線が突き刺さる。



「ええっ!違うしっ!!
ただっ…、そう!元気もらいたくて!
また、ぎゅーってして撫でてほしーなぁ、なんて…」
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