ジュリエットじゃ終わんない

だけどキミは…

目を伏せて、寂しそーに頷いただけ。



この関係を発展させる気なんか、ないんだね？




ー深紅ちゃんの所為、だったらどうする？ー


その寂しそーな瞳から、思い浮かぶ。




冗談だって、笑ってたけど…

まさかのマジバナ？



あたし、なんかした？

昔、柊也にトラウマ与えたとか…



そんな検討、ぜんぜんつかないよ。




ただ解ってんのは…


このままじゃなんも変わんない！



ー真実なんて何の役にも立たないし、
知らない方がいい真実もあるのよ？ー


だとしても知りたいよ！



あのヒトや柊也ママが、隠せば隠すほど…

知りたい欲求は膨らんでく。




どーせ変わんないなら…

やるだけやって、終わりたい。



出来れば…

キミの寂しい瞳だけでも、救いたい。










そんなあたしは、きっと…


焦ってたんだね。