ジュリエットじゃ終わんない
「深紅ちゃん…!

もう、見てて痛々しいわ…
あなたが補う事じゃないし、
たとえ私が許しても、あの女の嫉妬は止まらない!

だから柊也の事はもう諦めて!」


「そんなの絶対ムリですっ!

てか、嫉妬って…
なんなんですか!?」



少しためらった柊也ママが…
辛そうに顔を歪ませる。



「お願い、諦めて…!

あの子を、
柊也を切り捨てた父親は…


岸田亮なの!」








頭ん中が…




フリーズした。








それはお父さんの名前で…



いろんなコトが全部、繋がった気がした。





だけど脳内処理は追いつかなくて…



なのに、新しい情報がどんどん入ってくる。


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