ジュリエットじゃ終わんない
だからって、あたしはあたし。

柊也くんとは仲良くさせてもらう!



「柊也くん、おはよっ!」


よく考えたら…

当番が終わっても、ソレのおかげで柊也くんの登校時間がわかるって事に気付いた。



「…

…ストーカー?」


校門で待ち伏せなあたしに、もっともな ひと言。



「ひど!
ひさびさ再会の幼なじみにゆーかな!?」


「…

用、なに?」


あたしのハイテンションを、容赦なくぶった切る。



今でも優しい柊也くんだけどさ…

昔はもっと、すっごく優しかったのに。




そのままチャリ置場についてって…


「…クラス、教えてよ?」

「なんで?」

「…遊びいくから」

「…

…なんで?」



なんで、なんでって…
キミは子供か!


「だからっ、柊也くんと仲良くしたいんだよ!それじゃダメ!?」



瞬間、驚き顔を見せて…
すぐにそっぽを向いた柊也くん。



あ…れ?
もしかして照れてる!?




かわいっ!


シャイなトコも昔のままだね。

ついでにイケメンなトコも!
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