ジュリエットじゃ終わんない
マジっすかーーー!!!


まさかのウソ泣きっ!?



なんだかますます友情不信になりそーな事実に、軽くクラクラ…



「…ごめんね?


でも逆にそれが2人を近づけちゃって…
自業自得だね」


悲しそーに微笑む穂花。



「…


あたしだって、ウソついてたのは事実だし…

改めて、ごめん。


てか、正直に話してくれて…
その、…ありがと」



「別に深紅ちゃんの為じゃないよ。

けど、ありがとうって思うなら…
深紅ちゃんも自分の気持ちに正直になったらどうかな?


守る方法って1つなの?
身を引く事だけじゃないと思うけどナ?」



その言葉は…


あたしの正直な気持ちを、

"好き"を。


奥底からグイーっと引っ張って、



背中をポンって押し出してくれた。




そしてふいに、
柊也の言葉が頭ん中にこだました。


ー変われんだよ!変えれんだよ!ー





そうだよ…


このまま終われない!





奪った過去なら…


与える未来に変えればいい!
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