ジュリエットじゃ終わんない
あのヒトから隠すのは大前提で…

あたしがお父さんの分まで愛情を注ぐし、
苦しんだ分はこれから支える!



そーやって、ただ。
柊也の心を守り続けて…



ずっと、ずっと、側に居たい。







「ありがと、穂花っ…
あたし…


行ってくるっ!!」



そー思ったら抑えきれなくなって、
走り出した!






「…

だから深紅ちゃんの為じゃないって」


そう微笑みながら、穂花はその背中を眺めた。


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