ジュリエットじゃ終わんない
「…

今度こそ2人と、
友達になりたいとは…、思ってるよ…」



チョーシ良すぎだけど、

返事もやっぱ怖いけど、


やっとの、本音。




香織は探るよーに見つめてて…


そんで穂花はクスッと笑いだす。



「今度はちゃんと最初に言ってくれたんだね…

だから。


改めてよろしくね?深紅ちゃん」


そう続いて、握手の手が差し出された。



それに触発されたよーに、笑顔は伝染して…


「やれば出来んじゃん、深紅!
ほらっ、早く握手!」

って、香織も手を重ねよーとスタンバイ。



なんかすっごく照れくさくて、
だけどすっごく嬉し過ぎて…

瞳をジンジンさせながら、その手を掴む。


「…っ、ありがと…っ!」



繋がった3つの手に…

みんなも恥ずかったのか、笑い合う。
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