ジュリエットじゃ終わんない
そんな放課後…

昇降口で、あたしを待ってた柊也。



一瞬のテンアゲは!


「次の土日、他と合同練習で…

見学ムリかも」



一気にテンサゲへ…



この前の"ちょっとい?"は、このコトだったんだ…?




「つか…

なんかあったら言えし」



ガッカリなあたしに…

いきなしキュンゼリフ!!



てか。


ずっと心配してくれてたんだ…



嬉しくて…、なんかセツナ…




「…っ、なんもないよ!
それより練習、頑張ってねっ!」

その場は明るく送り出したけど…



ほんとは寂しいよ、柊也。






こんな時でも、写メすら見れなくて。






そして、ゴミゼロ運動の今週からは…


顔も見れないかな?





マジトモとか親友とか初めてで、イマイチ気遣ってしまうし。


ちょっとでも会うタイミング作りたいのに…



あああ〜〜〜!!
ケータイないとマジ不便!!






仕方なく…


「いーかげん返してよっ!」

「じゃあロックナンバー教えなさいよ?」


あのヒトに交渉してみたけど、予想どーり。


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