ジュリエットじゃ終わんない
そしてとうとう。


「もう別れたのかな?」

「てゆーか、ほんとに付き合ってたの?」


なんて、噂話までチラホラ…



それは穂花の耳にも届いたみたいで。


「ねぇ、深紅ちゃん。

確かに、目の前でイチャイチャしないでって言ったけど…
Jクラスに行くのは自由なんだよ?

まぁ、プライベートはベッタリなんだろーけど…
学校でこんなに遠慮されると、逆に鬱陶しいかなぁ」



香織のいない隙に…
笑顔で、また背中を押してくれた穂花。


満面の笑みでそのセリフはコワイけど…

心配してくれてんのが、すごく嬉しかった。




そーだよね…


きっと豊田も、心配してくれてる。




「ありがと…

昼休み行ってくる!」




そー言って訪れたJクラに、2人は居なくて…

ホールまで足を延ばす。




だけど目に映ったのは…


女の子2人とテーブルで盛り上がってる柊也と豊田。




なんか動揺して、テンパって…

ソッコーその場を走り去った!
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