ジュリエットじゃ終わんない
ーーぶわっと。
涙と一緒に、
呼び出された "本音" は…
「……っっ、好きだよ…っ!
ホントは、ずっと……っっ」
だから愛されたかった。
泣き出すあたしを隠すよーに…
キミはそっと抱き寄せて。
ふわっと、また…
あったかい優しさが降ってくる。
「穂花達とも、そだろ?
言わなきゃ伝わんねーし、
俺、守るから…
一緒に、…頑張ろ?」
耳もとから流れ込んでくるエール。
そだね。
気がつけば穂花達にも、逆効果覚悟で本音をぶつけて…
今がある。
そして、ふと。
あったかい優しさに…
ジィちゃんの部屋で慰めてくれた、お父さんを思い出す。
そっか…
この優しさは、お父さん譲りなんだね。
キミだって向き合うのは辛いクセに…
あたしの為に…!
「……あたしっ、…頑張るよ…っ!」
キミと一緒なら。
なんだって、いつだって…