ジュリエットじゃ終わんない


「それがあなた達の幸せなら…

私は反対しないわよ?」



まずは柊也ママにした、付き合ってます報告。

"諦めて"って言われてたから…
この反応にひと安心で。



「ありがとうございますっ!

あとっ、ホントのコト教えてくれたのも…
ありがとうございました…っ」



「お礼なんて…

…辛かったでしょう?」



「でもっ…

だからこそっ、
一歩前に進めたんだと思います」



そー言うと2人は、少し驚いた顔して…

そして優しく目を細めた。






「俺ら…
深紅の親とも話すから」


そこで柊也が、重大発表。



「…それ、

本気でいってるの!?」



「あのっ、
逆効果なのは、わかってますっ!
柊也ママにも、迷惑かけちゃうコトも…

けどっ…


それでも諦めたくないんです!」




真剣に訴えるあたし達を…

同じく真剣に見つめる柊也ママ。



だけど下された言葉は…


「…無駄、ね」




それは心に突き刺さって、絶句する…
< 278 / 297 >

この作品をシェア

pagetop