ジュリエットじゃ終わんない
「ちょっと、なんなのよっ…
なに勝手に…っ!


出て行きなさいよっっ!!」


言い終わるのと同時に、飛んできた皿。



そう来るとわかってて、直前で柊也の前に
身を出すと…

その必要もなく、
抱き寄せたあたしごと避けて、


ガシャン!と皿が、床に弾ける。




それを見てさらに、


「何してんのよっっ!!

退きなさいっ…
っ離れなさいよっ!!」


怒りを大きくして、近づいて来た!




「おい!やめないかっ…
落ち着くんだっ!」


それを制止したお父さんが、途端。


「2人共、何してるんだ!

アポなしでっ…
こんなやり方卑怯だろっ!」


怒りをあたし達にぶつけた。




「だって…!
こーでもしなきゃ聞いてくんないじゃんっ!
いつだってっ…
向き合ってくんなかったじゃん!!」



「っくだらない話に付き合う暇なんてないわよっ!!」



「くだらなくないっ!!
あたしには1番大事だよっ!

ねぇっ…


聞いてよ!お母さんっっ!!」
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