ジュリエットじゃ終わんない
ホントの本当は…


心の隅っこで信じてた。



1番じゃなくても、
ちゃんと想われてるって。




だってあたしを、迎えに来てくれた…

中学に上がる時、引き取ってくれた。



テレビとかで見ると、そんまま捨てちゃう親だって腐るほどいんのに…




それに。


大事にされた記憶は残ってる…







「今度の連休、どこ行こっか!?」

「うーんとねっ…、ぱられるワールド!」


「好きね〜。
でも楽しみねっ!
よしっ、深紅の為にお仕事頑張ろ!」

「うんっ!
頑張ってねっ、お母さん!
私も勉強頑張るー!」


「えっらーい、深紅!
そーだ!
ぱられるワールド、柊也くんとこも誘っちゃう?」

「ほんとっ!?
やったーー!お母さん大好きっ!」


「そんな理由〜!?
でも。お母さんも深紅だーい好き!」








自然と。


瞳に涙が浮かんでた…
< 291 / 297 >

この作品をシェア

pagetop